CHAPTER 02
Story
キャバ嬢でインフルエンサー、そして社長|24歳での創業から

アパレルで起業してからの売上は順調で、キャバ嬢時代の最高売り上げを1年目にして超えることができました。規模が大きくなるにつれてスタッフが増えていきます。しかし、「私の人気で会社がうまくいってるのに、周りは何もしてくれない」と癇癪を起こし、一番勘違いしていたのもこの時代です。キャバ嬢は基本的に、売上さえ上げていれば何も言われません。インフルエンサーも同じだと思いますが、キャバ嬢がより良くないのは、お客様はそのワガママを逆に喜び、お店側はなんでも肯定してくれます。何をしていても売れてて人気があれば正義という考えのまま昼の仕事に入っていったので、衝突ばかり。私が悪いことがほとんどなので、取引先と関係が悪くなり取引できなくなったり、スタッフの出入りも激しかった時代で、とても反省しています。キャバ嬢時代の曲がった考えを少しずつ修正していかなければならず、大変だった時期でした。

そしてInstagramで物が売れる時代になり、本格的にインフルエンサーの時代へ。キャバ嬢とInstagramの相性は抜群で、高級なシャンパン、派手なドレス、海外旅行やハイブランド——多くの有名キャバ嬢がInstagramで有名になっていきます。それでも、キャバ嬢が表舞台に立つことはまだ珍しく、その状況を変えたいと思い、「maison de beaute」というメディアを立ち上げました。同時に広告事業も始め、全国で売れているキャバ嬢を見つけては会いに行き、直接メディア出演の交渉をしました。全国のキャバクラに飲みに行って直接勧誘し、撮影は東京と大阪の二拠点で。メディアの認知は少しずつ広がっていきました。

それまでは自分ひとりがインフルエンサーで、自分だけが仕事をしている気がしていましたが、このメディアと事業を通じて「人を立てる」ということを学び、協力してくれる人たちに心から感謝できるようになりました。初めての「キャバ嬢だけのファッションショー」にも挑戦して大きな成功を掴み、今ではキャバ嬢のファッションショーが当たり前になりました。

キャバ嬢は誇らしい仕事ではありませんし、自分の娘に勧めることもありません。ですが、キャバ嬢を選んだことで救われた人がいるのも事実です。過度に持ち上げることはしませんが、キャバ嬢になった人、選んだ人が少しでも幸せになれるお手伝いは、これからも続けていきたいと思っています。

そんな初期のインフルエンサーキャバ嬢のみなさんも、ほとんどが引退。時代は、どんどん変わっていきます。

『昼職未経験のキャバ嬢が月商2億の社長に育つまで』の表紙
この時期の著書:『昼職未経験のキャバ嬢が月商2億の社長に育つまで』(2017) 著書一覧(ABOUT)→
← BACK TO TOP