CHAPTER 01
Story
歌舞伎町の頂点と起業|10代後半 — 20代

10代でキャバクラの世界に足を踏み入れたときは、まだまだ適当で、20歳で歌舞伎町に来てから、初めて「人から評価される喜び」を知りました。それまでは全くやる気のないキャバ嬢で、同じ店を辞めたり入ったりを繰り返したり、まったく出勤しなかったりする、ダメなキャバ嬢でした。

あるきっかけを境に、20歳で「歌舞伎町で頑張る」と決めてから、数か月でNo.1に。サポートしてくれた周りの助けがあったからこそですが、そこから私の人生は分岐していきます。楽だからという理由で始めたキャバクラという仕事が、こんなにも私の人生を変えるとは思ってもいませんでした。

今でこそTVやファッションショーにキャバ嬢が出るような時代になりましたが、当時は全く違いました。キャバ嬢インフルエンサーの先駆けとして初めてファッションショーのステージに立ったものの、本物のモデルの方や芸能人の方との声援の差に落ち込んだのを覚えています。当時はアメブロのブロガーが今でいうインフルエンサーのような存在で、モデルの友達はみんなオフィシャルブロガーでしたが、私はキャバ嬢なのでオフィシャルにはなれず悔しい思いをしました。そのアメブロを運営している会社が、キャバ嬢やホストの番組をインターネット番組として流しているのは、感慨深いものがあります。

ですが、そこで独自のブログを作り、Twitter(今のX)で集客することを覚え、自分の人気を自分で作ろうと思ったことは非常に大きく、思えば、ここが私の本格的なインフルエンサーデビューでした。

アパレルを立ち上げるも、昼職の経験は全く無く、普通は国内のOEMメーカーさんに制作を依頼するのですが、「見てみないと分からない」と、自分たちで直接中国に行って工場を回りました。エコノミーの飛行機で多い頃だと毎月2回、キャバ嬢・モデル・社長の三足のわらじで、目がまわるような数年間。この時の経験が「やろうと思えば、何でもできる」という考えにつながっています。

emiriawizは、この時代の私を象徴するブランドです。やる気のない時、気分の乗らない時でも、可愛い服や物を身につけることで気分が上がって、やる気が出る。そういう気持ちになってもらうためのアイテムたちが、emiriawizのお洋服です。

良いことが悪いことへ繋がったり、その逆もある。「人間万事塞翁が馬」という言葉を覚えたのもこの頃で、今でも私の座右の銘です。

『愛沢えみり ファッション&ビューティーブック Emiri』の表紙『キャバ嬢社長』の表紙
この時期の著書:『愛沢えみり ファッション&ビューティーブック Emiri』(2014)/『キャバ嬢社長』(2015) 著書一覧(ABOUT)→
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